【保存版】魚を美味しく冷凍・解凍するテクニック|味を落とさないプロの技
魚を買ってきたはいいけれど、すぐに食べきれない…そんな時、冷凍保存は強い味方ですよね。しかし、ただ冷凍すれば良いというわけではありません。間違った保存方法は、せっかくの魚の旨みや食感を損なってしまうことも。
今回は、魚の美味しさをできるだけ長くキープするための「冷凍・解凍のコツ」を、越前の漁師や加工のプロから聞いた知恵とともにご紹介します。
魚を美味しく冷凍する3つのポイント
1. 下処理をしっかり行う
魚を冷凍する際は、「うろこ」「内臓」「血合い」などを丁寧に取り除いてから保存するのが基本です。これを怠ると、解凍後に臭みが出やすくなります。水分をしっかりふき取り、キッチンペーパーなどで包んでから保存しましょう。
2. 空気に触れさせない
冷凍焼けを防ぐためには、空気を遮断することが重要です。ラップでしっかり包んだ後、ジップ付き袋や真空パックに入れて保存すると、酸化や乾燥を防げます。
3. 冷凍は“急速”がカギ
家庭用冷凍庫で急速冷凍が可能なモードがあれば、それを活用しましょう。魚の細胞が壊れにくく、解凍後もプリッとした食感を保ちやすくなります。

やってはいけないNG保存例
● 内臓や血を取らずに冷凍
● 水に浸したまま冷凍
● 密閉せずにラップだけで保存
● 冷凍庫の開け閉めが多い場所での保管(温度変化で劣化)
● これらは味や食感が落ちる原因になりますので、注意しましょう。
● 解凍時のコツで“旨み”が変わる
冷凍保存した魚を美味しく食べるためには、解凍方法も大切です。
1.冷蔵庫でじっくり解凍
おすすめは、冷蔵庫で半日〜1日かけて自然解凍する方法。急激に温めるとドリップ(旨味成分を含む水分)が出てしまい、味が落ちてしまいます。
2.すぐに使いたいときは氷水解凍
ビニール袋に入れて空気を抜き、氷水に浸けることでドリップを抑えたまま比較的早く解凍できます。水道水に直接さらすのは避けましょう。

越前水産のこだわり冷凍技術
越前水産では、地元で水揚げされた魚介類をすばやく処理し、急速冷凍することで“獲れたて”の美味しさを閉じ込めています。一般の冷凍と違い、細胞のダメージが少ないため、解凍後もプリプリ食感と豊かな香りがそのまま。
冷凍だからといって“味が落ちる”というのは過去の話。ぜひ、ご家庭でもプロの冷凍テクニックを参考にして、美味しい魚をもっと気軽に楽しんでみてくださいね。
